アーカイブ | 10月 2016

  • 幼児へのザイザル投与は専門医の指示の下

    ザイザルはアレグラと並び有名な抗アレルギー薬です。2010年の発売以来、臨床現場で多くの患者さんに使用されてきています。花粉症などのアレルギー性鼻炎をはじめ、アトピー性皮膚炎やアトピー咳嗽に対しても効果を示します。成人用の錠剤は1日1回1錠服用するだけで済むために、飲み忘れも起こりにくく治療効果が出やすいことも長所と言えるでしょう。 ところでザイザルは2014年に小児用にシロップの薬が発売されました。それ以降、小児患者においてもアレルギー性疾患に対して使用されるようになりました。ちなみにザイザルは市販薬としてはまだ販売されていません。しかしながら、個人輸入という形でザイザル錠を輸入することができます。よって病院に受診することなく自分が使用する場合に限り海外の製品を入手することができます。この錠剤は幼児へ飲ませても大丈夫なのでしょうか。それについてここから解説していきます。 ザイザル錠の幼児への投与はよくありません。なぜなら成人と小児では1回の服用量と服用方法が異なるためです。成人の場合には5mgの錠剤を1日1回1回1錠ずつ服用することとされています。しかし小児の場合には、1歳未満の場合には1日1回1.25mgを服用します。1歳以上7歳未満の場合には1日2回1回1.25mgを服用します。7歳以上15歳未満の場合には1日2回1回2.5mgを服用します。つまり5mgの錠剤では小児の1回量に対応できないのです。 もし小児に1回に5mgを服用させた場合、過量投与によって眠気、ふらつき、集中力の低下、口渇などの副作用が起こりやすくなります。幼児への使用の場合には必ず専門医の指示の下ザイザルを使用するようにしましょう。